紅
- 作者: 片山憲太郎,山本ヤマト
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2005/12/20
- メディア: 文庫
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紅真九郎、世界屈指の大財閥・日本の表御三家に挑む!
新人の揉め事処理屋である真九郎のもとに、少女を匿い守れという依頼がきた。大財閥である九鳳院の娘・紫との奇妙な共同生活慣れたころ、紫を狙う人物が二人を襲う。彼女を救えば自分の命はない、しかし真九郎が選んだ行動は……! 『電波』の世界観を引き継ぐ待望の新シリーズ!
電波的な彼女のいわば外伝と言うべき作品。時系列でいえば少し前の話になるのかな。世界観は同じように陰鬱、こんな日本に住みたくないですよ。電波的な彼女がヒーローになれない少年が主人公だとしたら、この作品の主人公はある意味彼の理想の存在なのかもしれないなあ。
物語としては王道ど真ん中、ヒーローものです。話の筋は先が読めますが、痛快で熱い。ヒロインが守備範囲の人にはとても良い作品なのかもしれません(笑)。紅香さんメインの活躍も見てみたかったですがそれはおいといて、電波的な彼女を買っている人はびっくりするところでリンクしてるのでその辺りも推測して楽しめると思います。
夕乃さん不憫だよ夕乃さん。