シリアスレイジ3 虎落笛

シリアスレイジ〈3〉虎落笛 (電撃文庫)

シリアスレイジ〈3〉虎落笛 (電撃文庫)

著:白川敏行 イラスト:やすゆき レーベル:電撃文庫
北国からの招待状──特例措置により弘文大学の冬期サバイバル試験に参加を許された篤志と栞。雪花舞う真冬の土地は訪れた二人に新たなる出会いを用意していた。“変異種採集者”大牟田雅秀、弘文大学のNo.1受講生・大垣学──。そして始まるチーム戦。近くに「神」と呼ばれる巨大変異種が棲む会場で、二人は蓮堂貞教とともに“変異種採集者”をめざして奮闘する。しかしその最中、ひとつの事件が起こった……。
 それは、欲望が呼ぶ不可避の破局。人と変異種の相剋を描く、シリーズ第三弾!
もがりぶえと読むんですね、サブタイ。事件的にもこれまでより話の風呂敷が広がってきた印象。キャラクターが増えてきて、今までの人達も大勢出るもんですから、把握するのがちょっと面倒でした。その為か、1巻2巻と同じパターンから脱却できたのはいいんですが、フォローが入りきらず触れられていない部分が出てしまったのは残念でした。大垣もあまり関係なかったし。凄惨な事件を通して主人公が抱えた悩みと、この先に関して張られてる伏線は面白そうなんで、上手くまとめられることに期待したいです。キャラとしては暴走委員長の舘森がかわいかったです。