ウェイズ事件簿 暗き影は陽の下に

ウェイズ事件簿 暗き影は陽の下に (竹書房ゼータ文庫)

著:神代創　イラスト:山本ヤマト　レーベル:竹書房Z文庫
ラドリア王国の首都、ラスラトア。さまざまな種族の住まうこの都市に、一風変わった看板が掲げられていた。「よろず引き受けます レヴァン・ウェイズ」
皮肉屋で愛想知らず、昼行灯な優男レヴァンの営む「何でも屋」はトラブル解決を請け負う探偵業！　ところが持ち込まれるのは浮気調査ばかり。今日も今日とて、夫の挙動不審を訴える人妻にゲンナリのレヴァンだったが！？　光と闇、火と水、風と土、木と石８つの力のバランスは崩れ去り、ラドリア王国に禍々しい暗黒の魔手が迫る。ダークエルフや人狼の仲間達とともに陰謀に立ち向かうレヴァンは、街を、大切なひとを護りきれるのか!?　

Z文庫創刊ラインナップの一冊。余所でもでてるように、乱丁アリらしいです。マジでカラーが袋とじになってる…。シュリンク掛かってたから、わかんねえよヽ(`Д´)ﾉ作品は長篇かと思ってたので、続き物の短編でびっくりしました。ファンタジー世界で探偵というと川崎康宏のデビュー作を思い出すんですが、これはそれよりもずっと素直な昔の世界ですね。話の筋が素直で、探偵をほとんどしてないから探偵ものとは呼びがたいけれど。
人間が主人公なんですが脇に色々な種族が配置されていて、そこそこ面白いです。ただ主人公の性格はあらすじの様には思えないけれどなあ。ヒロイン達との絡みもあわせて、続きに期待。しかし、山本さんはよく働くなあ。