S式コミュニケーション(1) 君はぼくを殺しにきた
S式コミュニケーション(1) 君はぼくを殺しにきた (ファミ通文庫)
- 作者: 新木伸,松崎豊
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2006/03/30
- メディア: 文庫
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「お前を、破壊する。消滅させる。消去する。その同義語は?」「殺す?」「そう、殺す」「なんでっ!」――このちぐはぐな会話が、ぼくと宇宙から来た裸の美少女サラとのファーストコンタクトだ。幼なじみの月ちゃん達と乗っていたバスを大剣で一刀両断したサラは、ぼくを執拗に追いかけてきた! ぼくの体からは「大宇宙に害なすもの」のニオイがするらしい!? 一体ぼくの運命はっ!?
新木さん新作。SF成分に美少女達とちょっとエロい描写を振りかける得意の作風で、情けない主人公を取り巻く強気の女の子は星くずを思い出させる一品でした。今だと少し古くさい感じもするかな。
日常に異星人がやってきた後のどたばたの描写が結構面白かったです。強い敵に力を合わせて立ち向かうラストの辺りはお約束といった感じで懐かしい。ただ、設定は結構しっかりしているけれども、説明をすっ飛ばし気味なところがあって、ちょっと消化不良というか分かりにくいところがあるのが残念でした。
サラとモーラの強気の異星人ヒロイン達のキャラクターは良かったんだけど、幼馴染みが頑張ってたのに扱いが空気だったのがかわいそうな感じ。
ところで星くずの続きマダー?