燃えるワン・マン・フォース

著:賀東招二 イラスト:四季童子 レーベル:富士見ファンタジア文庫<ミスリル>壊滅。仲間の生死も知れず、かなめをアマルガムに奪われ……宗介は、中東にある辺境の街ナムサクへと飛んだ。そこで彼は、AS同士の闇バトルに出場するチームのオーナー兼メカニックのナミと出会う。こうしてナミたちのチームの操縦士となった宗介は連戦連勝を続けるのだが?

半ば番外編に近い一冊。昔と違う考えを持った宗介が自分が昔いた世界に舞い戻って懐かしさを感じながらも苦しむストーリーです。それでも最後には大きな代償を払うことになったものの、吹っ切れる姿は序盤とは変わったなぁという印象でした。まさかあんな言葉を大真面目にいうとは…。グラウンドが変わったので、残酷な描写なども増えていますが、それを厭わないひとでしたらお勧めです。弱小のASに載って、いかに強敵と闘うかというのにも燃えます。次巻はミスリルの人も出るそうで楽しみ。